気管支炎(きかんしえん)
『気管支炎とは?』
その名の通り、気管支に炎症が起きる病気で、大きく次の3種類に分けられます。
急性気管支炎(きゅうせいきかんしえん)
ウイルスや細菌が気管支の粘膜について、炎症を引き起こす病気で、風邪症候群に続いて発症することが多く、高熱を伴いせきをします。
症状が重くなると、息をするのを苦しがり、せきをしたときに吐いたりすることも。
急性細気管支炎(きゅうせいさいきかんしえん)
気管支の一番奥にあたる、細気管支という部分に炎症が起こる病気。
多くの場合は風邪症候群に続いて発症し、ヒューヒュー、ゼーゼーと音がする気管支喘息(きかんしぜんそく)のような息づかいとなり、症状が悪化すると呼吸困難や唇が紫色になるチアノーゼ、肋骨と肋骨の間はへこむ陥没呼吸をするようなこともあります。
ぜんそく様気管支炎
境界線ははっきりした赤い、ときには白い皮膚の盛り上がりが突然現れます。
大きさもさまざまで、虫刺され程度のものから手のひらくらいのものまであり、盛り上がった部位がくっついて広がることもあります。
全身どこにでもでき、かゆみが強いのが特徴です。1歳前の乳児よりも、2〜3歳児に良く見られます。
食べ物、薬、細菌・ウイルス感染、虫刺されなどによるアレルギーの一種と考えられますが、原因の特定は難しいとされています。
普段は問題がないのに、体調を崩しているときに特定のものを食べると発症することも。食後30〜1時間で症状が出たときは、食事内容に原因があると考えられます。
ほかに、ストレスによるものや急激な温度差による寒冷じんましん、日光に当てるとできる日光じんましんなどもあります。
これらの症状は通常数時間で出たり消えたりを繰り返しますが、症状が強く、唇や口に出たときは要注意。
気道やのどの粘膜が腫れて呼吸困難を起こすこともあります。