カルシウム
カルシウムは、骨や歯の主成分となりますから、胎児の発育に絶対欠かせません。
また、血液の凝固性を強め、神経をしずめ、疲れを防ぐ要素や援乳にも大きな影響を持ちますので、母体にとっても大切な栄養素です。
ですから、妊娠したらふだんの二倍くらいのカルシウムをとる必要があります。
カルシウムをたくさん含む食品には、小魚類、牛乳、チーズ、海草類、緑黄野菜などがあります。
カルシウムとは?
周期表第2族アルカリ土類金属元素の一種。
元素記号 Ca。「カルシウム」の名は、「石、砂利」を意味するラテン語「calx」に由来する。
銀白色の金属で、常温、常圧の安定結晶構造は面心立方構造 (FCC)。
比重は 1.55、融点は摂氏 839℃、沸点は摂氏 1494℃(融点、沸点は異なる実験値あり)。
常温で酸素やハロゲン元素と反応する。
常温で水ともゆるやかに反応(アルコールとも反応)。
アンモニア(液体)に溶ける。石灰岩等に含有されている。
また、ヒトの必須元素で、生体内には約1kgほど存在する。脳の活動を促す働きがあり、骨の主成分でもある。
1日当たりの必要量は約500mg/dayであり、周産期の婦人はこれの3倍強は必要である。
マグネシウムも同時に摂取しなければ意味がないとされる。