戌の日ってなに?
『戌の日の祝い「帯祝い」って?』
戌の日の祝いとは5ヶ月目に入った最初の戌の日に腹帯(岩田帯)を締めて母子の健康を祈願するものです。
戌がお産が軽いことにあやかっていると言われています。
腹帯は昔は妻の実家から送られることが多かったようですが、現在は特に決まり事ではなく、自分で購入したり、神社で腹帯を用意してもらうなどさまざまなようです。
奉っている神様が違うため、神社やお寺によって安産祈願の由来はそれぞれです。HPに詳しく紹介しているところもありますので、調べてみるとおもしろいかもしれません。
『戌の日の祝いは日本独自』
戌の日の祝いは日本独自のものです。
もともと腹帯自体海外では習慣が一般的ではありません。(ベルト、ガードル、スカーフなど、いろいろ保護するグッズはあるようですが、)
戌の日というような一貫した祝いの習慣はあまりみられないようです。
『どこで安産祈願をすればいいの?』
安産祈願は多くの神社でできます。
子安神社、水天宮、八幡宮、塩竃神社などの有名な神社のほか、子安観音や中山寺などのお寺でも安産祈願ができるところがあります。
知名度の高いところも、ごく近くの身近な神社でも安産祈願のお参りをお願いできます。
『お参りの受付は戌の日だけ?』
地元で安産祈願が有名な大手の神社お寺などでは、予約も必要なく戌の日に限らず毎日受け付けていることが多いです。
が、戌の日には満員になり、待ち時間がかかることもあるようです。
休日、戌の日、大安などが重なると大変混み合うことが予想されますので、長期の待ち時間を準備をしていったり(携帯用の椅子など)、あるいは他の日にずらす工夫もできるかもしれません。
ごく小規模の神社によっては予約が必要な所もあります。
電話で確認すると安心かもしれません。
『岩田帯は買って持っていくの?』
神社で岩田帯を購入することもできるし、自分で購入している方はそのまま持っていくとお清めしてもらえます(両方有料)。
多くの神社、お寺はガードルもお祓いしてもらえますが、水天宮のようにさらしのみお祓いするところもあります。
小さい神社などは岩田帯を売っていないこともあります。
わからない場合はHPを見てみるか、電話して質問すると早いと思います。
『戌の日の祝いは全員がするものなの?』
お祝いは気持ちですから、個人の自由です。
家で腹帯をあてて、夫に戌と書いてもらうだけの方もいらっしゃるでしょう。
でも子供達の出産を心配する両親や義理の両親から「戌の日はどうするの?」と電話があるかもしれませんね。
また、地域やその家のやり方によって盛大なお祝いが開かれることもあるようです。
『どんな格好でお詣りに行けばいいの?』
とくに正装でなくても平服でかまいません。
でも、やはり神聖な儀式ですので裸足やサンダルは避けた方が無難なようです。
過度な服装もお避け下さいとありますが、マタニティを来ている妊婦さんはそれほど心配いらないかもしれませんね。
『初穂料(はつほりょう)はどれくらい?』
神社に安産祈願をするときに払う料金のことを初穂料といいます。
基本的にお気持ちですからとはっきりと金額が決まっていませんが、少なすぎては滞りがあるのなら、それなりの相場が現実にあるということですよね。
平均的に5000円〜10000円(帯を購入するなら1000〜2000円ぐらい上乗せ)ぐらいが基本の料金であることが多いようです。
多く初穂料を包んだ場合ワンランク上のご祈祷や授与品が用意されているところもあります。
「初穂料はこころざし」といっても核家族化が進み検討がつけにくいという方が増えてきているため、目安として金額を公開している神社、お寺もあります。
なにも書いていないときは、聞きにくいですが、「はじめてのことなので、初穂料がわからないのですが」など直接受付で聞くと丁寧に教えてもらえると思います。