「妊娠中にお葬式にでてはいけない」というのは本当?
「妊娠中にお葬式にでてはいけない」という言い伝えは広くあるようで、知り合いに不幸があった場合手伝いに行くべきかどうか悩む方も多いと思います。
御葬式という死のイメージが強い場所に連れて行きたくないという気持ちもあるのかもしれませんが、その他にも理由があるかもしれません。
昔はお葬式では、女性は何時間も炊事したり、他の世話をこなしたりと労働しなければいけませんでした。
大家族の中では出産する年齢の女性は最下層の労働者でしたでしょうから、そのような重労働を軽くする為にいい伝えができたとも言われています。
また、家の中でもお寺でも何時間でも正座でしたし冬でも暖房もないこともあったでしょうから、あまり妊婦向けの場所とは思われないでしょう。
喪服も着物ではきついかもしれません。
しかし、大変親しい親族だったり社葬など、お葬式に妊婦が全く出席できないと不都合がでるケースもあります。
その場合は「鏡をおなかの中に入れておくと(反射して)跳ね返す」という言い伝えがあります。
参列する必要があればそれなりの逃げ道も用意されているのです。