妊娠中のたばことお酒は?
たばこには一酸化炭素やニコチンなど4,000種以上の化学物質、200種以上の発がん性物質が含まれています。
一酸化炭素やニコチンは、おなかの赤ちゃんへの栄養・酸素不足を招き、低出生体重児や早産の原因となります。
喫煙により早産は1.5倍、周産期死亡(妊娠28週〜生後1週までの死亡)は1.2〜1.4倍、低出生体重児は2倍に頻度が高まるとされています。
また、出産後の喫煙は乳児突然死症候群の危険率を上げるという報告もあります。
受動喫煙でも胎児へのニコチン移行が確認されており、夫や家族の協力も非常に大切です。
妊娠中の飲酒によりアルコールは胎盤を通じておなかの赤ちゃんに移行します。
アルコールは、胎児の脳や頭・顔の形、心臓、骨など全身に影響を及ぼしますので、妊娠初期の過度の飲酒、慢性的な飲酒は控えてください。
母乳にもアルコールは移行しますので、授乳中の大量の飲酒は赤ちゃんにアルコール中毒を起こしたり、発育、発達に影響を及ぼしますので、授乳中も大量、慢性的な飲酒は控えた方がいいでしょう。