赤ちゃんの頭の形がいびつ・向き癖がある
大部分の赤ちゃんは向き癖があり、いつも下になっている方が平らになってしまっている赤ちゃんはたくさんいます。
向かない方から呼びかけたり、向かない方を明るくするなど、意識的に逆向きに寝かすようにしてみるのも一つの手です。
タオルやドーナツまくらを使ってもさほど効果はない場合が多いようです。
成長に伴って頭の骨も発達し、お座りや寝返り、立ったり歩いたりすることが多くなると、頭の形も少しずつ丸くなりほとんど気にならなくなるので、あまり神経質にならずに様子をみてください。
向き癖を起こすものに斜頸(しゃけい)があります。
これは胸鎖乳突筋という筋肉が硬く縮んでしまうもので、首にコリコリした腫瘤(しゅりゅう)を触れます。
斜頸には、先天性斜頸と筋性斜頸がありますが、いずれも小児科医、小児整形外科医の診察が必要です。
また、乳児期後半よりみられる向き癖には耳や目の病気が原因となっている場合もありますので、かかりつけの医師や小児科医に相談してください。