母子健康手帳のもらい方、使い方
『母子健康手帳とは?』
母子健康手帳は、妊娠初期から子どもが小学校に入学するまでの間の、母と子の一貫した健康記録になります。
健診や健康相談、予防接種を受けるときには必ず持参して、医師や保健師などの保険担当者に記入してもらい、子どもの健康と発育の記録をつけていきます。
また、病院などで受診するときにも、持参すると診療の助けとなる大変便利なものです。
『母子健康手帳のもらい方』
居住の市区町村の役所か保健所などにおいてある妊娠届を記入して提出すると、もらえます。
自治体によって医師の証明書が必要な場合もありますが、意外にもほとんどが自己申告です。
赤ちゃん一人に一冊なので双子ママは二冊もらいます。
また自治体によって違いますが、定期健診の受診票や予防接種券を一緒にもらう事があるので、それらも大切に保管しておくようにしましょう。
『母子健康手帳の使い方(前半部分)』
母子健康手帳は、各市区町村が作成して交付しています。
手帳の前半、51ページまでは妊娠から出産、そして子どもの健康の記録のために、保護者や医療・保険関係者が記入する部分です。
転勤などにともなって引っ越しをされる家庭も多いので、この部分は全国共通となっています。
最初の1〜3ページは出生届出済証明のほか、妊婦自身の病気や今までの妊娠、職業や生活環境なども記入するようになっています。
プライバシーにかかわることですが、これらは産科医がこれからの妊娠期間中を通じて健康を管理するための重要な情報です。
場合によって医師から勤務先などに健康を守るための勧告や連絡をしてもらうこともあるかもしれません。
自分自身と生まれてくる赤ちゃんの健康のために、きちんと記入しましょう。
『母子健康手帳の使い方(後半部分)』
手帳の後半には、母子の健康を守り、健やかな育児を応援するために必要な情報を掲載してあります。
各地域ごとに必要事項がもりこめるよう、細かい内容は市区町村にまかされています。
なお、母子健康手帳についての説明は裏表紙や手帳の最初などに記載してあるので、受け取ったときにまず読んでおくようにしましょう。