皮膚カンジダ症(ひふかんじだしょう)
『皮膚カンジダ症とは?』
カンジダ菌というカビの一種に感染して、皮膚に湿疹が出ます。
カンジダ菌とは、皮膚の表面や口の中、胃腸などに常に存在する菌で、健康な赤ちゃんは病気になりません。
なんらかの原因で体の皮膚の抵抗力が落ちたり、抗菌薬を飲むことによって体の中のいい菌が失われたりすると、カンジダ菌は増殖します。
おむつかぶれと間違えやすいですが、皮膚カンジダ症の場合、おむつがあたらない部分、くびれやしわの中にまで湿疹が広がります。
よく分からないときは、早めの受診を。
おむつかぶれと間違って、おむつかぶれ用の薬(ステロイド薬入り)を塗ると、病状は悪化するので勝手な判断は禁物です。
逆に、おむつかぶれに皮膚カンジダ症用の抗菌薬入りの軟膏を塗ると、これも悪化しますのでご注意を。
皮膚カンジダ症は、感染すると湿疹ができて薄皮が白くむけたり、小さい水疱や膿を持った膿疱が混じって赤くただれたりします。
前述の通り、勝手な自己判断で薬を塗らず、きちんと受診することをお勧めします。