じんましん
『じんましんとは?』
じんましんは境界線ははっきりした赤い、ときには白い皮膚の盛り上がりが突然現れます。
じんましんの大きさもさまざまで、虫刺され程度のじんましんから手のひらくらいのじんましんまであり、盛り上がった部位がくっついて広がることもあります。
じんましんは全身どこにでもでき、かゆみが強いのが特徴的です。
1歳前の乳児よりも、2〜3歳児に良く見られる事がおおいです。
食べ物、薬、細菌・ウイルス感染、虫刺されなどによるアレルギーの一種と考えられますが、じんましんの原因特定は難しいとされています。
普段は問題がないのに、体調を崩しているときに特定のものを食べるとじんましんを発症することもあります。
食後30〜1時間でじんましんの症状が出たときは、食事内容に原因があると考えられます。
ほかに、ストレスによるものや急激な温度差による寒冷じんましん、日光に当てるとできる日光じんましんなどもあります。
これらのじんましんの症状は通常数時間で出たり消えたりを繰り返しますが、症状が強く、唇や口に出たときは要注意がひつようです。
気道やのどの粘膜が腫れて呼吸困難を起こすこともあります。
『じんましんの治療方法と注意』
じんましんの応急処置は冷やしたタオルでかゆみを和らげます。
原因となっているアレルゲンがわかれば、それを避けるのが一番効果的です。
ただし、素人判断でじんましんのアレルゲンを決め付けてしまうのは危険です。
食品に原因があると勝手に判断していたずらに食事を制限してしまうと、成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
じんましんのアレルゲンを特定するためプリックテストという検査を行うこともできるので、必ず受診し、医師と相談しながら治療にあたりましょう。
じんましんのかゆみは冷やすと和らぐので、応急処置として冷たくしたタオルを患部に当ててください。
診察時にはじんましんの症状が治まっていることが多いのですが、症状が出ていれば抗スタミン薬の「レスタミンコーワ軟膏」やステロイド薬入り軟膏などのかゆみを鎮める薬が処方されます。
じんましんを繰り返し起こすときは、長期にわたって抗アレルギー薬を服用する場合もあります。