溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)

『溶連菌感染症とは?』

 

A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)という細菌がのどに感染して、のどの痛み、高熱、嘔吐を伴って発症し、頭痛、腹痛、倦怠感、頚部のリンパ節腫脹などの症状もみられますが、咳や鼻みずはほとんどありません。

 

典型的な場合は、頬(口周囲を除く)、首から体、四肢に細かく紅い発疹が拡がり、舌はイチゴのようになります。

 

潜伏期は2〜4日です。

 

『治療方法と注意』

 

のどの検査で溶連菌がいることがはっきりしたら、抗生剤を10〜14日間飲みます。

 

1〜2日で熱が下がり、のどの痛みも消えます。

 

途中で薬をやめてしまうと再発することが多くあります。

 

また、いったん治ってから腎炎やリウマチ熱をおこすことがありますので、「指示通りに最後まで飲む」ことが大切です。

 

注意点としては

 

  • 家族にもうつる:きょうだいや両親に同じような症状があれば受診して、のどの検査を受けて下さい。
  • のどが痛いときは、熱いものや辛いもの、すっぱいものは避けましょう。水分補給を中心にのどごしの良いものをとらせて下さい。
  • 熱がなければ入浴してもかまいません

 

2日以上たっても熱が下がらない、のどの痛みが強くて水分をあまり飲まないなどの症状があれば再度受診するようにしましょう。

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