水疱瘡(みずぼうそう)

『水疱瘡とは?』

 

水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こり、潜伏期間は2〜3週間です。

 

37〜38度ほどの熱と同時に、頭や顔に虫刺されのようなかゆみを伴う発疹が現れ半日から2日ほどで全身に広がります。

 

発疹は口の中やまぶた、陰部などの粘膜にもできます。

 

やがて小豆大の水痘に変わり、さらに2〜3日後には乾いてしぼみ、黒いかさぶたになってはがれ落ちます。

 

全部が黒いかさぶたになって乾いたら治ります。

 

発疹ができてから治るまでの期間はだいたい10日前後です。

 

『治療方法と注意』

 

水とかが出たときや破れるとき、ひどくかゆがります。

 

かゆみを抑えたり発疹をかきこわして化膿したときは、抗ヒスタミン薬や抗菌薬の内服薬や軟膏などが処方されることがあります。

 

水疱をかきこわすと跡が残りやすいので、つめを短く切り、清潔にしましょう。

 

熱は1〜2日出ることがありますが、解熱薬は使用せず様子を見てください。

 

水痘が1つか2つ程度の受診は早すぎて診断がつかないこともありますが、まだ症状が出るかでないかの早い時期にアシクロビルという抗ウイルス薬をタイミングよく服用させると、発病しても軽くてすみます。

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